住まいのお手入れ豆知識 「バスルーム その2」

ステンレス・ホーローのお手入れ


普段のお手入れ

十分なお手入れでシミ・カビを追放
高温多湿の浴槽はシミ・カビが発生しやすい条件がそろっています。けれども1日の疲れをいやすお風呂はいつも快適で美しくあって欲しいもの。そのためには、使用後、必ず換気と掃除を行うことが一番のポイントです。

■長く美しく保つために
残り湯を利用して、スポンジ洗いをすれば十分です。換気をよくし、しっかり乾燥させます。
入浴直後のぬくもりが残っているうちが1番効果的。

①こすりキズなどを予防するために、シャワーなどで水をまきます。

②浴室用洗剤を浴槽全体につけ、少し置いて汚れが浮いてくるのを待ちます。それからスポンジで軽くこすります。

③水位線やふちまわりに付いたしつこい汚れは、その上に洗剤をしみ込ませたペーパータオルをはりつけます。5~10分ほど置いてからスポンジ洗いします。

④浴槽とタイルの境目は、防水シーリングを傷めないようにやわらかめの歯ブラシで軽くこすります。

⑤洗剤分が残らないようにすすぎはしっかりします。

⑥乾いた雑巾で水拭きします。防水シーリングはカビが生えやすいので特によく拭き取っておきます。

■材質の特徴とお手入れの注意点
●ステンレス
汚れにくく、汚れも落ちやすい。薬品に強い。塩素系に弱いので漂白剤は使用しない。柔らかいスポンジを使用すること。

●ホーロー
汚れにくく、汚れも落ちやすい。衝撃に弱い。表面がはげたり、欠けたりするとさびの発生の原因になるのですぐに補修する。中性洗剤を使用すること。

●人造大理石
薬品・衝撃・熱に弱い。水あかの汚れがつきやすい。ワックスをかけると汚れ防止に。中性洗剤を使用すること。

●木
芳香によるリラックス効果がある。カビが発生しやすい。洗剤は専用洗剤か、もしくは使わない。水を張っておくと、狂いやゆがみを防げる。